簡単な技は不要? けん玉の基本で最低限身につけたいテクニック5つ
簡単な技は必要? けん玉で基本をマスターすべき理由とは
けん玉を買ったら、簡単な基礎技ばかりでなくカッコいい技に挑戦したくなりますよね。しかし、すぐに難易度の高い技に挑戦してもほとんど成功することはありません。 なぜなら、難しい技は基本技の集大成だからです。
もし、難易度の高い技を早くマスターしたいと思っているのであれば、基本をしっかり身につけるのが大切です。でも、いつまでも基本技の練習するのは飽きてしまいますよね。
そこで今回は、大技に挑戦する前に身につけておきたい5つの基本技をご紹介します。これらの技を完全にマスターすれば、けん玉を自由に操れるようになるので、大技も楽にできるようになりますよ! さっそくご覧ください。
けん玉で大技に挑戦する前に最低限マスターすべき5つの基本技
大技に挑戦する前に身につけておきたいのは、「膝の使い方」や「腕の引き方」です。これらを学ぶために最低限覚えてもらいたい技は「大皿・小皿・中皿・ろうそく・とめけん」の5つです。
大皿(Big Cup)
大皿は、名前の通り垂らした玉を大皿にのせる初歩的な技です。大皿はけん玉検定10級で必要な技。もっともシンプルで1番初めに練習する技にぴったりです。
まず持ち方ですが、皿グリップという持ち方で、大皿を上にして鉛筆を持つときと同じように親指と人さし指でけんの根本を持ちます。中指・薬指・小指は下の小皿に添えます。
垂らした玉が静止したら膝をつかって玉を真上にあげ、大皿で受け止めます。これだけの簡単な技です。 この大皿を成功させるためには、1・2・3のリズムが重要です。1で軽く膝をまげ、2で膝と身体をのばして玉を真上に引き上げます。そして3で膝をまげて大皿に玉をのせます。
難易度の高い連続技の中には、大皿を使うモノもあります。なのでこの大皿を甘くみず、10回中7回程度は成功するぐらいまで練習してみるといいでしょう。
小皿(Small Cup)
けん玉検定9級の小皿。大皿とおなじように垂らした玉を小皿にのせる初歩的な技です。持ち方は、皿グリップで小皿を上にして持ちます。あとは大皿と同じように、膝をつかって真上に玉を引き上げ小皿にのせます。 大皿よりも皿が小さい分少しのせにくくなりますが、あまり気にせず同じようにおこなってください。1・2・3のリズムを意識してやってみてくださいね。
中皿(Base Cup)
」 中皿はけん玉検定8級の技で、垂らした玉をけん先と反対の中皿にのせます。まず持ち方は皿グリップ。指先を下にむけることで中皿が水平になるように持ちます。そして、垂らした玉を真上に引き上げ中皿にのせます。
大皿や小皿に比べて高さがあるので難しいのが特徴です。大皿や小皿のときよりもまっすぐ上にあげるようにしてみてください。持っているけん軸もまっすぐ傾かないように引き上げるのがポイントです。
ろうそく(Candle)
ろうそくはけん玉検定7級の技で、けん先を持ち垂らした玉を引き上げ中皿にのせるという中皿よりも少し難しい技です。 持ち方はろうそく持ちといい、小皿が自分の身体に向くようにしてけん先を親指・人さし指・中指で持ちます。
下に垂らした玉を真上に引き上げ、中皿の上にのせます。このときけん軸が傾かないように注意してください。 基本的には中皿と同じ要領ですがけん先を持っているぶん、不安定になりやすいのでしっかり3本の指で持ちましょう。
とめけん(Single Spike)
けん玉検定6級のとめけんは、けん先に玉をいれる少し難易度が高めの技です。初心者にとって最初の小さい壁ともいわれています。 持ち方は、とめけんグリップ。利き手の親指・人差し指・中指でけんの根本を持ち、薬指と小指は中指の下かけんの裏に添えます。
まず、玉を真下に垂らし静止させます。そして、膝を使って玉を真上にあげ、玉の穴にけん先をいれます。 このとき、玉の穴が動かないように膝をつかって玉を真上にひきあげるのがコツです。手首だけであげようとすると失敗してしまうので、覚えておきましょう。
垂らした玉を回転させながらけん先に入れる“まわしけん”という技もあります。”とめけん”よりも、穴に入れやすいので、”まわしけん”で玉を入れる感覚をつかんでから”とめけん”の練習を行うのもよいでしょう。 とめけんは少し難しいですが、“ふりけん”の前段階になるので、しっかりマスターしておきましょう。
簡単な技は必要? けん玉で基本をマスターすべき理由とは
けん玉では、膝の使い方や力加減、タイミング、リズムが上手になるためのポイントです。これらのポイントは基本技を通して身につけることができます。 簡単な技だからといって練習をさぼらず、基本技をマスターしてから難易度の高い技に挑戦してみてください。
特に今回紹介した「大皿・小皿・中皿・ろうそく・とめけん」の5つはすべての技の基本です。失敗しなくなるまで練習をするのが上達までの近道。ぜひ、マスターして大技に挑戦してくださいね。