級位認定試験で必要な技とは? けん玉で段位やプロをめざすなら必見!
けん玉には将棋や囲碁のように、公式の検定があるのを知っていますか? せっかく、けん玉を練習しているなら、級や段を取得したくなりますよね。
でも、どうしたら認定されるのでしょうか? せっかく、やる気になったのに申込期間を過ぎて検定を受けられなかったとなっては悲しいですよね。
そこで今回は、けん玉の級位認定試験の「通過条件」や「申込方法」についてご紹介します。この記事を読めば、級位認定に受かるまでにするべきことが全て分かるのでぜひ参考になさってください!
けん玉の級位認定試験とは?
※以下Twitterから引用
けん玉道五段認定試験に合格しました!!!!!!!!!!!!!!!!! pic.twitter.com/k3mdVEC0QQ
— QMnitiAn (@m24kmc) January 15, 2017
級や段位の検定は日本けん玉協会が開催する「級・段位認定会」で行われます。級・段位認定会では、受験する級や段で指定された技を審査員に披露します。その結果、合格条件となっている回数を成功させれば合格することができます。
この級・段位認定会は東京や大阪で定期的に行われています。 すでに基本的な技を身につけている場合は、ぜひトライしてみてください。早めに検定試験を受験するメリットは2つあります。
認定試験になれる
認定試験では審判員の前で技を見せます。そのため、1人で練習しているとき違って、緊張感があります。その結果、初めての受験では普段の実力が発揮できない可能性もあります。認定試験の緊張感に慣れておくと本番で実力が発揮できるようになります。
飛び級受験ができる
けん玉の認定試験を初めて受ける人には、飛び級受験が認められています。「現在の自分の実力」で合格できると思った級から検定を受けていくことで、どんどん級位を伸ばすことができます。 検定は何度も受験して大丈夫ですので、失敗を恐れずにチャレンジするのが大切です。
それでは、検定に合格するためにはどのような技が必要なのでしょうか。認定試験の通過基準についてみていきましょう。
けん玉の級位認定試験の通過条件は? 必要な技一覧
けん玉の級は10級から1級まであります。1級に合格した場合は、「準初段」の認定試験を受けることができます。準初段の検定に合格すると「段位認定試験」に受験できるようになります。 申し込む級には、種目と必要な成功回数が決められています。次の表をご覧ください。
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大皿 |
小皿 |
中皿 |
ろうそく |
とめけん |
飛行機 |
ふりけん |
日本一周 |
世界一周 |
灯台 |
もしかめ |
10級 |
1 |
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9級 |
2 |
1 |
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8級 |
3 |
2 |
1 |
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7級 |
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3 |
2 |
1 |
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6級 |
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3 |
2 |
1 |
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5級 |
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3 |
2 |
1 |
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4級 |
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3 |
2 |
1 |
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3級 |
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3 |
2 |
1 |
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2級 |
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3 |
2 |
1 |
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1級 |
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3 |
2 |
1 |
50 |
例えば6級を受験する場合、「中皿」を3回、「ろうそく」を2回、「とめけん」を1回成功させる必要があります。各種目はそれぞれ10回までチャレンジできます。10回以内に決められた回数を成功できなかった場合は、合格することはできません。
また、各級で披露する技の順番は決まっています。表の上にある技を左から順番に披露していきます。例えば6級を受験する場合、「中皿」→「ろうそく」→「とめけん」の順番です。
この級位認定試験ですが、初めて受けられる方には大きな特典があります!初めての受験に限り、飛び級が認められているんです!
けん玉の級は10段階ありますが、10級から受ける必要はありません。自信と実力があれば、1級からの受験することもできます。
飛び級受験をする場合は、飛んだ級の認定基準の技を披露します。例えば飛び級で、4級を受ける場合は、10級から5級までの種目をすべて必要な回数披露しなければなりません。上の表で言うと、「大皿」から「ろうそく」まで3回以上、「とめけん」を2回以上、「飛行機」を1回以上披露します。
「飛び級受験」が認められるのは初めての受験だけです。2回目からは、現在の級から順番に次の級や段を受験する決まりになっています。そのため、あまり無茶をせず、実力に見合った受験をするのが良いですね。 それでは、どうしたら認定試験に参加できるのでしょうか?
けん玉の級位認定試験の申し込み方法や開催期間は?
けん玉の級位認定試験に参加するためには、大きく3つの条件があります。
1. 日本けん玉協会の会員であること
級位認定試験を受けられるのは、日本けん玉協会の会員だけです。申し込みの際や試験当日の会場で、会員証を見せる必要があるので事前に入会しておきましょう。 会員資格は1月1日から12月31日までで、年会費は高校生以上は5000円、中学生以下であれば2000円です。
入会すると、試験を受けられるだけでなく講習会やけん玉DVDを特別価額で購入できる特典もあります。 日本けん玉協会に入会には、書類などは不要です。年会費をゆうちょ銀行にある込取扱票(青色)を使って振り込めば入会することができます。振込先はこちらです。
口座記号: 00100=8 口座番号: 64694 加入者名: 日本けん玉協会 通信欄に以下の事項を明記してください。 新規ご入会(成人部/少年部) 氏名(ふりがな) 性別(男/女) ご職業または学校学年 生年月日 e-mailアドレス(お持ちの方) 払込人住所・氏名に電話番号(携帯電話番号)もお忘れなく! 出展:http://kendama.or.jp/information/registration/
2.「認定けん玉」を使用すること
認定試験では、日本けん玉協会が使用を許可しているけん玉を使用する必要があります。認定けん玉を購入するときに、注意したい点としては塗装や加工はNGということです。 認定けん玉は重さ、バランスなどが細かく定められています。そのため、色を塗ったり、加工を加えたりしたけん玉は使用することができません。
3.各認定会に参加申し込みをしていること
認定試験に受験するためには、申し込み締め切りまでにハガキで申し込みを行う必要があります。ハガキは、「住所、氏名、受験希望の級・段位」を記入し協会事務局まで送付しましょう。 けん玉協会事務局住所はこちらです。
〒101-0051 所在地 東京都千代田区神田神保町 1丁目29番地4号 祥宏ビル5階
出展:http://kendama.or.jp/information/about_jka/
また、認定会の参加申し込みには別途料金はかかりません。 開催日程は日本けん玉協会で順次発表されています。受験する場合は、こちらで最新の受験日と申込日をチェックしておきましょう。
級位認定試験で必要なけん玉技一覧! –さいごに-
今回は、けん玉で級を取得する流れをご紹介しました。まずは、「段位認定表」にある種目を10回以内に成功させられるように練習してみてください。そして、確実にこなせる技がそろっている級を受験するとよいでしょう。
けん玉は集中力を必要とします。そして、緊張感が高まる本番はさらに何度が上がります。自分のできるところからチャレンジし、どんどん昇級していきましょう!